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【GSニュース528号】PB商品のいいところ~商品の魅力をお客様に伝えられていますか?~

近年、規模が徐々に拡大している「プライベートブランド」市場。競合と差別化を図るアイテムとしてうってつけの「プライベートブランド商品(以下PB商品)」の開発に各社が注力しています。手ごろな価格帯で販売されるPB商品は、物価高の影響で「より安く」商品を購入したいという現代のお客様のニーズとも合致しています。

 

今回はPB商品のイメージ調査やお買い物に与える影響など、「PB商品×お客様」の関係性の"今"を調査いたしました。お客様のニーズを掴むことで、開発・販促の方向性を定める一助となれば幸いです。

プライベートブランドのイメージ・PB商品の良いところ

スーパーやコンビニが展開している「プライベートブランド商品(以下PB商品)」の認知度は95%あり、「よく購入する」が21%、「時々購入する」が62%と、8割以上に利用されています。購入頻度が高い方は、「価格が安い」や「美味しい」などポジティブなイメージに対する評価が高い一方で、購入頻度が低い方や全く購入しない方は、「メーカー製造の商品(以下NB商品)より劣っている」というマイナスなイメージに対する評価が目立っています。自社のPB商品の情報や魅力を、お客様にしっかりと届けることができているでしょうか。

 

PB商品のお気に入りポイントとして「価格が安い」を挙げている方が最も多く、特に需要のある要素だと言えそうです。加えて、30代以下は「美味しいこと」、60代以上は「品質」を”推しポイント”としている傾向があります。自社のPB商品はお客様からどんな評価をされているのか、どのように活用されているのかなど調査してみると、新たな発見があるかもしれません。

プライベートブランドのイメージ・PB商品の良いところ

PB商品がお買い物に与える影響

 PB商品の購入頻度が高い方ほど、販売店の利用意思が高まる傾向があります。PB商品の利用頻度が低い方でも、6割で「積極的に利用したい」という意思があり、「PB商品のFAN」を増やすことが、「お店のFAN」を増やすことに繋がりそうです。現在PB商品を扱っていない企業でも、他社との差別化の施策の一環として、PB商品の開発等を経験してみてはいかがでしょうか。

 

また、「今後景気が好転した場合でも、お気に入りのPB商品を購入し続けると思いますか?」という質問に対しては、30代以下を除く世代で「ほとんどの商品を購入し続ける」が過半数を占めました。「お気に入り」商品ともなると景気や物価とは関係なく購入を継続したくなるようです。PB商品の販売は、永続的な自社のFANを獲得するのに効果があると考えられます。

 

※アンケート全詳細は、PDFデータよりご覧いただけます。

PB商品がお買い物に与える影響

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