【全ての人にやさしい告知物を】ユニバーサルカラーデザインを取り入れた告知物
ユニバーサルカラーデザインとは
ユニバーサルカラーデザインとは、なるべく全ての人に情報が正確に伝わるよう多様な色覚に配慮してデザインすることを指します。
色は誰でも同じように見えているわけではなく、特定の色の組み合わせが判別しにくい人は男性で20人に1人、女性で500人に1人、全体で約300万人いるとされています。そうした場合、一見分かりやすく色分けされた鉄道の路線図や、危険を知らせるサインなども同じような色に見えてしまうことがあります。また、加齢に伴って色覚は変化し区別できない色が増えると言われているため、高齢化社会が進む中でこうした問題は更に増える可能性があります。
今回は、このユニバーサルカラーデザインを取り入れた告知物をスーパーマーケットで展開した取り組みをご紹介いたします。
スーパーマーケットの告知物の場合
スーパーマーケットでは各種ポスターや商品POP、値札など様々な告知物・掲示物であふれていますが、伝えたい情報が正確に伝わるデザインになっているでしょうか?
例えばH社で掲示していた「おすすめの一品」は青の背景に黒の文字で商品名などを記載しているため、同じ色に見え読みづらくなっていました。この場合、背景を明るい色に変え明暗のコントラストを調節することで読みやすいデザインに改善できます。また、「タイムサービス」のお知らせも文字や値段に背景色やフチを付けることで読みやすくなります。
ユニバーサルカラーデザインを取り入れた告知物の展開
こうした現状を踏まえ、H社にてユニバーサルカラーデザインを取り入れた告知物としてポイントカードのご案内・ポイント企画の告知ポスターの展開が決定しました。
店長からは「独自でPOPを作成しているが、色の使い方や見やすいものが作れない。GSさんが作ってくれるポスターは見やすく、うちのPOPも作ってほしい。」といった声をいただき、冷凍食品のセールPOPの展開も決定いたしました。
また、こうした取り組みによりグリーンスタンプは東京都の「心のバリアフリー」サポート企業に登録されました。今後も全ての人にとって優しい告知物で社会へ貢献していきます。告知物の改善やユニバーサルデザイン・バリアフリーの取組みに関心のある方は、お気軽にご相談ください。
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