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【現代のシニア層ってどんな人?】「シニア」に対する固定観念

現代のシニア層を把握する

今回は「現代のシニア層」をテーマに、政府の統計データやグリーンスタンプのモニター調査結果をご紹介いたします。

シニア層というと「電子機器が使えない」「現金払い主義」といったイメージを持つ方も多いかと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか。最新の調査結果をもとにシニア層の生活を正しく把握し、イメージをアップデートするヒントとしてご活用いただければ幸いです。

現代のシニア層を把握する

シニア層人口と就業率

2023年時点のシニア層(65歳以上)人口は3,623万人、人口の29.1%を占めており過去最高の割合となっています。また今後もシニア層の割合は上昇を続け、2035年に32.3%2045年には36.3%となる見込みです。

 

シニア層の就業率を見てみると2022年時点で25.2%を占め、特に6569歳の就業率は50.8%にものぼります。シニア世帯の稼働所得(勤労によって得た収入)も2割以上あるなど、高齢化により「働くシニア」が一般的になってきていることが分かります。

シニア層人口と就業率

シニア層とデジタル / シニア層と食卓

2023年に内閣府が実施した世論調査によると、60代のスマートフォン・タブレットの利用率は8割を超え、キャッシュレス決済は約6割が利用。70代以上も約半数がスマートフォン・タブレットを利用しており、シニア層にも一定の水準で普及していると言えます。

 

またグリーンスタンプで2023年に実施したモニター調査では、高齢の方ほど毎日パンを食べる割合が高く、夕食に惣菜や冷凍食品を活用する割合も約7割を占め、他の年代より高い傾向にありました。

 

このように、現代のシニア層は従来のイメージとは違った生活を送っていることが伺えたのではないでしょうか。小売業ではシニアが主な客層の企業も多いかと思いますが、顧客のニーズや購買行動を把握する際にはシニア層のイメージをアップデートすることが重要です。改めて自社のお客様像を見直すきっかけになれば幸いです。

 

出典:「統計からみた我が国の高齢者<令和59月調査>」(統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-

   「情報通信機器の利活用に関する世論調査<令和57月調査>」(情報通信機器の利活用に関する世論調査(令和5年7月調査)

シニア層とデジタル / シニア層と食卓

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