【値上げをきっかけに利用するスーパーが変化!?】GSニュース520号
食料品の値上げ
昨今の世界情勢等の影響で、2022年に入ってから生活に必要な各種商品・サービスの値上げがされています。
それに伴い、各家庭で支出を抑えるための対策をとることが予想できます。
今回は、中でも関心の高い「食料品の値上げ」に関連して、お買い物やお食事に関する意識や、行動の変化を捉えることをテーマとしました。

意識と行動の変化
値上がりをきっかけに、利用頻度が高まったスーパーがある方は17%でした。
値上がりした商品そのものや、代わりに購入が増えた商品などを安く購入できるスーパーの利用が増えたようです。
■利用頻度が高まったスーパーが「ある」 n=532人
Q.どんな商品の価格が安いと感じて、そのスーパーの利用頻度が高まりましたか?
・冷凍野菜 ・調味料 ・パン ・乳製品 ・サラダ油
・冷凍食品 ・肉 ・豆腐 ・お菓子 ・飲料
・野菜 ・鮮魚 ・PB商品 ・卵 など
■利用頻度が高まったスーパーが「ない」 n=2,520人
利用するスーパーに変化がなかった方々も、いつも利用しているスーパーに関して、値上がりをきっかけにこれまで以上に「特売・セールを意識するようになった」方が66%いました。

食費の負担軽減のためには?
食費節約のため、65%の方が「なるべく手作り」を心がけており、中でも若い世代は「節約レシピ」や「かさまし食材」を活用しているようです。
一緒に食事をする人数が多い家庭は量を増やすための「かさまし」、単身世帯は手間を省くための「作り置き」を実践するなど、年代や世帯によってお料理に関する節約術は異なっているようです。
日々の料理やお食事の準備についてのお悩みを聞いたところ、以下のような声がありました。
・節約しつつダイエットと栄養バランスの取れた食事を作りたいが、何を購入し、
何を作ったら良いか、レパートリーが少なくて困っている。(50代/福岡県)
・普段使っていた野菜の値上がりで、別の安い野菜を使った料理のメニューを
新たに考えなくてはならないこと。(40代/神奈川県)
家計のために価格の安い商品を購入したいが、美味しく食べるレシピがわからないという方へのフォローがあると、お客様に喜ばれるかもしれません。
お客様の意識や行動の変化を捉え、価格上昇の中でお客様にどのようなサービスを提供していけばいいのか、考えるヒントになれば幸いです。
