【実例編】全体売上の押し上げに効果的!精肉&冷凍食品限定5倍
コストを抑えた部門別倍企画
前回の記事では、部門別〇倍企画のメリット・デメリットを述べています。
よろしければ、併せてご覧ください。
今回は、G社で実施した部門限定のポイント5倍企画をご紹介いたします。
企画内容
企画実施の当日に「売り込みたい部門」と「ポイント企画」を連動させたものです。
実施内容
200円以上購入で精肉・加工肉・冷凍食品限定でポイント5倍
部門を絞る場合、お店の重視するポイントによって決定する必要がありますが、今回の事例の場合は…保存が効く部門!
「冷凍食品」はもちろん、「精肉・加工肉」も冷凍しておけば保存が効くため、同居家族の人数関係なくファミリーパックを購入する方も多いのではないでしょうか。
また、数字が伸びやすい部門という点もあります。
下のグラフは他社のものですが、全品5倍の優待を行った際の売上金額の伸び率(ベース比)をみると、「精肉」は2倍以上に伸びており、生鮮4品では最も高い伸び率です。
以上の理由から、「精肉・加工肉」「冷凍食品」を対象にしております。
実施結果
※以下、前月同曜日4週平均比
実施結果としては、当日の全体売上が106.1%、対象部門の売上が121.3%(精肉:116.6%、加工肉:117.4%、冷凍食品:192.9%)となっており、対象部門が全体を押し上げていることが分かります。
しかし、非対象部門の売上も103.6%となっていることから、対象部門と併せて非対象部門の商品の購入も誘導できています。
経費は当日の売上比0.32%となっており、効果倍率は17.7倍でした。
構成比が16%の対象部門で、当日の売上増加額が全体の50%を占める結果になりました。
G社様の声
「初の試みだったから上手くいって良かった。
特に冷凍食品が大きく伸長した。来月以降も引き続き実施したい。」
※本企画は翌月以降も毎月継続して実施中です