営業企画担当者の教育 その1『企画コンテスト』
お得意様の繁栄のために
お得意様を担当させていただく営業企画担当者は、全国に約100人います。
経営方針「お客様には夢を お得意様には繁栄を 社員には幸福を」の実現を達成するため
営業企画担当者は特に「お得意様の繁栄」を念頭に動いています。
お得意様の繁栄のために、現在起こっていること、これから起こる課題(競合店出店など)を発見し
その解決を図るために動くことが、営業企画担当者の役割です。
全国の事例や情報は共有され、お得意様のご要望に沿うように担当者を通して提供するようになっています。
ただ、つい結果だけを見てしまう場合もありますし、担当者の経験の差が出てしまう場合もあります。
大切なのは、プロセスをしっかりと把握することだとわかっていながらです。
そこで、2014年から社内で企画コンテストを行うことになりました。
企画コンテストの目的は、トップラインを引き上げること
企画コンテストは、毎年7月から予選が行われ、10月から11月にかけて全国大会が行われます。
この企画コンテストには、全国の営業企画担当者がエントリーします。
各自、1年間の自分の取り組みの中で最も自信のあるものを提出します。
1次審査、2次審査、全国大会を経て、数名が優秀賞を手にします。
彼らが、GSの企画力(課題解決力)のトップラインを引き上げていきます。
ベテランが当然全国大会の常連になるのでは?と思いきや、若手社員もしっかりと伸びてきています。
全国大会でのプレゼンや発表シートは、全社で共有されますので、次年度の優秀賞を狙う社員は
そのエキスをしっかりと吸収し、毎年レベルアップしています。
2019年の全国大会の発表事例をここにあげていますが、トップラインを引き上げ続けていくので、
仮に同じメンバーが出場しても全く違うテーマに挑戦しています。
数値(冷静さ)と現場力(熱意)そして挑戦
審査基準は、
☑ ベース比伸率 (ベースとなる期間の実績に比べてどのくらいそれぞれの数値が伸びたか)
☑ コスト対効果と貢献度(全体売上に対する割合)
☑ 狙い・目標に対する達成度
☑ 切り口・発見・創意工夫
☑ 評価 ~お店、お客様
☑ 数値をもとにしたロジックの組み立て力
☑ 全体構成(SPDCAサイクルなどのフレーム、整合性)
☑ 表現力/見易さ
優秀賞を獲得した事例のどれもがこの審査基準を満たし、そこに熱意と挑戦が加わっています。
数値を冷静に捉える力、熱意をもって現場を動かす力、変化に対応する挑戦する力、
これこそが、営業企画担当者が『お得意様の繁栄』のために求められる力だと思います。
ある経営者の方にも、「深耕」「進行」「新攻」こそが、GSに求めることだと言われました。
優秀賞を獲得した事例は、毎年春に行う『マーケティング事例研究会』でお披露目させていただきますし、
日々のご提案の中にも加わっていきますので、ぜひ、営業企画担当者にご確認ください。